
お尻の真ん中、腰のいちばん下あたりがズーンと痛む。
長く座ったあとや、立ち上がる瞬間に痛みが走る。
千葉市の当院にも、こうした仙骨のあたりの痛みでご相談に来られる方がいらっしゃいます。
この記事では、仙骨の位置と役割、痛みにつながりやすいもの、自分でできることをお伝えします。
医療機関を受診したほうがよい場合についても書いています。
Contents
仙骨とは、どこにあるどんな骨か

仙骨は、背骨のいちばん下にある逆三角形の骨です。
もともと5つあった骨が、成長とともにくっついて1つになったものです。
骨盤の中央にあり、左右の腸骨という骨とは仙腸関節でつながっています。
仙骨のさらに下には、尾骨(尾てい骨)が続いています。
仙骨は、上半身の重さを受け止めて、骨盤から脚へ伝える土台の役目をしています。
座る、立つ、歩くといった動作のたびに負担がかかる場所です。
仙骨まわりの痛みは、次のような出方をすることが多くあります。
- お尻の割れ目の上あたりが、ズーンと重く痛む
- 仙骨の左右どちらか、お尻の上のくぼみのあたりが痛む
- 長く座ったあとや、立ち上がる瞬間に痛む
- 前かがみや寝返り、片脚に体重をかけたときに痛む
仙骨まわりが痛むときに関係していることが多いもの
仙腸関節への負担
仙腸関節は、ほんのわずかしか動かない関節です。
中腰の作業や、片脚に体重をかけて立つ癖があると、負担が片側にかたよります。
いつも同じ側の肩で荷物を持つ、同じ側の腕で抱っこするといった習慣も同じです。
仙腸関節からの痛みは、お尻の上のくぼみのあたりに出やすく、太ももに広がることもあります。
座り方と長時間の座位

椅子に浅く腰かけて背もたれにもたれると、骨盤が後ろに倒れます。
この座り方では、本来お尻の骨(坐骨)で受けるはずの体重が仙骨にかかります。
ソファに沈み込むように座るときや、床で脚を投げ出して座るときも同じです。
車の運転やデスクワークで座る時間が長い方は、夕方になるほど痛みが強まることがあります。
産後
妊娠中は、出産に備えて骨盤まわりの靭帯をゆるめるホルモンが分泌されます。
産後しばらくは骨盤が不安定になりやすく、仙腸関節に負担がかかります。
そこに抱っこや授乳、おむつ替えの前かがみが重なり、仙骨まわりが痛むことがあります。
産後の骨盤については産後の骨盤の歪みのページでも詳しくご案内しています。
転倒や尻もち
階段で滑った、尻もちをついたといったけがで、仙骨や尾骨を打つことがあります。
骨にひびが入っていることもあるので、けがのあとの痛みは一度医療機関で確かめてください。
腰からくる痛み
腰の骨や椎間板、腰の筋肉の負担が、仙骨のあたりの痛みとして感じられることもあります。
痛む場所と、負担がかかっている場所が同じとは限りません。
腰の痛みをともなう方は腰痛のページもご覧ください。
尾てい骨の痛みとの違い
尾てい骨(尾骨)は、仙骨のさらに下にある小さな骨です。
お尻の割れ目のいちばん上、その先端のあたりにあります。
尾骨の痛みは、座ったとき、とくに後ろにもたれて座ったときに強く出ます。
立ち上がる瞬間に鋭く痛むこともあり、尻もちのあとに多く見られます。
仙骨まわりの痛みは、それより少し上、お尻の上のほうから腰にかけて出ます。
座っているときだけでなく、前かがみや寝返り、歩くときに痛むこともあります。
ただ、2つは場所が近く、自分で見分けるのは難しいことも少なくありません。
自分でできること
痛みが強い間は、無理に動かさず楽な姿勢で休んでください。
落ち着いてきたら、次のことを試してみてください。
座り方を変える
椅子に深く腰かけ、お尻の下の左右の骨(坐骨)で座るように意識します。
骨盤を立てた位置が保てないときは、腰と背もたれの間に丸めたタオルをはさんでください。
床に座るより、椅子に座るほうが仙骨の負担は少なくなります。
座りっぱなしを避ける
30分に一度は立ち上がり、軽く歩いたり腰を伸ばしたりしてください。
1回の時間を長くするより、回数を増やすほうが負担は減ります。
車の運転が長い日は、休憩のたびに車を降りて体を動かしてください。
お尻のストレッチ
あお向けに寝て、片方の膝を両手で抱え、胸のほうへゆっくり引き寄せます。
お尻から腰が伸びる位置で20秒ほど止め、反対側も同じように行います。
痛みが強まる場合は、その場で中止してください。
温める
慢性的な重だるさには、入浴などで温めるのが目安です。
転んだ直後や、熱っぽさや腫れがあるときは温めないでください。
尾骨が痛むときのクッション
尾骨のあたりが痛むときは、中央に穴のあいたクッションを使う方法があります。
座ったときに、尾骨が座面に当たりにくくなります。
こんなときは医療機関を受診してください
仙骨のあたりの痛みには、骨折や神経の圧迫、炎症の病気などが隠れていることがあります。
次に当てはまるときは、整骨院ではなく整形外科などの医療機関を受診してください。
- 転倒や尻もちのあとから痛む
- 脚にしびれがある。脚に力が入りにくい
- おしっこや便が出にくい、または漏れる。お尻まわりの感覚が鈍い
- 発熱をともなう
- 夜間や安静にしているときも強く痛む
- 原因の心当たりがないのに体重が減っている
- がんの治療を受けたことがある
- 骨粗しょう症と言われている
- 朝のこわばりが長く続き、動いているうちに楽になる状態が何か月も続いている
排尿や排便の異常、脚に力が入らないという症状は急を要します。
神経が強く圧迫されていることがあるため、その日のうちに医療機関に連絡してください。
骨粗しょう症のある方は、強くぶつけた覚えがなくても仙骨にひびが入ることがあります。
朝のこわばりが長く続くときは、背骨や関節に炎症が起こる病気が隠れていることもあります。
当院でも、こうした症状をうかがった場合は施術ではなく受診をおすすめしています。
整骨院では何をするか、保険は使えるか
当院では、痛む場所だけでなく、骨盤や股関節、腰の動き、座り方や立ち方まで確認します。
仙骨まわりの負担は、股関節の硬さや、片側にかたよった体の使い方と関係していることが多いためです。
手技でお尻や腰まわりの筋肉をゆるめ、骨盤まわりの動きを整えることを目的に施術を行います。
そのうえで、座り方や日常の動作で気をつけたいことをお伝えします。
保険については、いつ何をして痛めたかがはっきりしている急性のけがが健康保険の対象です。
重い物を持ち上げた瞬間に痛めた、尻もちをついて打ったといった場合がこれにあたります。
ただし骨折が疑われるときの施術には、応急手当を除いて医師の同意が必要です。
原因のはっきりしない慢性の痛みや、産後の骨盤ケア・姿勢改善を目的としたものは自費になります。
料金は施術料金のページに掲載しています。
通う目安について
急に痛めた場合は、はじめの1週間ほど間隔を詰めて通い、落ち着いたら間隔を空けていきます。
長く続いている痛みは、週に1回程度を数週間続けながら変化を見ていくことが多いです。
回数には個人差があるので、初回にお体の状態を確認したうえで目安をお伝えします。
施術を受けても変化がないときや、痛み方が変わってきたときは、医療機関で確かめてください。
通い続けることが目的ではなく、ご自身で負担をためにくい体の使い方を身につけることを目指しています。
よくあるご質問
仙骨が出っ張っていて、座ると当たって痛みます
やせ型の方や、骨盤が後ろに倒れた座り方の方は、仙骨が座面に当たりやすくなります。
座り方を変える、やわらかいクッションを敷くといった工夫で楽になる方もいます。
押すと強く痛む、赤みや腫れがあるといった場合は、皮膚やその下の炎症のこともあるので受診してください。
産後どのくらいから相談できますか
体の回復には個人差があるので、まずは産後の健診で医師に確認してください。
産後の骨盤の歪みのページでも、時期の目安をご案内しています。
仙骨のあたりの痛みが続くときは
仙骨まわりの痛みは、座り方や体の使い方、産後の骨盤の状態と関係していることが多くあります。
一方で、けがのあとや、しびれ・排尿の異常をともなう痛みは早めの受診が必要です。
千葉みなとオレンジ整骨院は、千葉市美浜区幸町のフードスクエアカスミ1階にあります。
仙骨のあたりの痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。


| 住所 | 〒261-0001 千葉県千葉市美浜区幸町1丁目12ー6 フードスクエアカスミ1FGoogleマップで見る |
|---|---|
| 営業時間 | 月・火・木・金 10:30〜13:30/15:30〜20:30 土日 9:30〜17:00 |
| 定休日 | 水曜・祝日・第1日曜日 |








