楽トレは本当に意味ないのか? 整骨院スタッフが語る3つの誤解
「楽トレって本当に効果あるの?」「寝たままで筋肉を鍛えられるなんて怪しい」そんな疑問を持っていませんか?
SNSや口コミでは「意味ない」という声も目にするけれど、実際のところはどうなのか気になる方も多いはずです。
結論から言えば、楽トレは誤解されている点が多く、正しく理解し活用すれば十分な効果が期待できます。
このページでは、整骨院スタッフの視点から「楽トレは意味ない」と言われる3つの誤解を解き明かし、実際の施術現場で見られる効果や、効率的な使い方について詳しく解説します。
楽トレとは?効果や仕組みをわかりやすく解説
楽トレとはどんな機器?
「楽トレ」は、ベッドに寝たままで体の奥の筋肉を鍛えることができる、EMSという電気刺激の技術を使った機器です。
正式には「複合高周波EMS機器」と呼ばれ、整骨院やクリニックなどの施術現場で使われています。
一番の特徴は、筋肉を自分で動かさなくても電気の刺激で自動的に動かしてくれるところです。
これにより、運動が苦手な人や体力に自信がない人でも、強化したい箇所の筋肉をしっかりと鍛えることができます。
また楽トレはプロのスポーツ選手がリハビリで使うこともあるほど、安全性と効果が高く評価されています。寝たままで筋トレができるという手軽さが人気の理由です。
EMSの仕組みとインナーマッスルへのアプローチ
EMSとは「Electrical Muscle Stimulation(エレクトリカル・マッスル・スティミュレーション)」の略で、日本語にすると「電気で筋肉を刺激する」という意味になります。電気の刺激が筋肉に送られることで、私たちの意思とは関係なく筋肉が動きます。
これを「不随意収縮(ふずいいしゅうさく)」といいます。
普段の生活ではなかなか動かせない「インナーマッスル(体の深い部分にある筋肉)」にも、この電気の刺激はしっかり届くため、体の内側からバランスを整えるような効果が期待できます。
特に姿勢を支えたり、体を安定させたりする筋肉は意識して鍛えることが難しいので、楽トレはそのサポートとしてとても役立ちます。
複合高周波が届く深さと特徴
楽トレが他のEMSと違う点は、数々の実験によって医学博士による効果の立証がされていること。さらに「複合高周波」という特許を取得した技術が使われていることです。
一般的なEMSは皮膚のすぐ下、2〜3ミリ程度しか電気が届かないといわれています。
でも楽トレは、低周波と高周波を組み合わせた波のような電気を使っていて、なんと皮膚の下15センチ以上の深さまで刺激が届きます。
これにより、普通の運動では鍛えるのが難しいインナーマッスルにもダイレクトにアプローチできるのです。
しかも、この深い部分に届く刺激は、痛みや不快感が少ないのもポイントです。やさしい感覚でありながら、しっかり筋肉が動いているのがわかります。
アウターマッスルとの違いと役割
私たちの体の筋肉には「インナーマッスル」と「アウターマッスル」の2種類があります。
アウターマッスルは体の表面に近いところにある筋肉で、力を入れて動かすときに活躍します。自分で意識して動かせるため、ジムなどでも鍛えやすい筋肉です。
一方、インナーマッスルは体の奥にある筋肉で、姿勢を支えたり、体のバランスを保ったりするときに働きます。
こちらは自分の意志ではなかなか動かしにくいため、普段意識して鍛えないとドンドン衰えてしまいます。
楽トレでは、アウターもインナーも両方に刺激を届けることができるので、「見た目の筋肉」だけでなく「体を支える筋肉」も同時に鍛えられるのが大きなメリットです。
「楽トレは意味ない」と言われる3つの誤解
誤解①:寝たままで筋肉が鍛えられるわけがない
「寝ているだけで筋肉がつくなんて、本当にそんなうまい話あるの?」と思う方は多いです。確かに、自分で体を動かしてトレーニングする方が「頑張ってる感」があるかもしれません。
でも、楽トレはその常識を覆す仕組みになっています。電気の力で筋肉を刺激して、自分の意志とは関係なく収縮させるので、寝たまま筋トレができるのです。
これは単なるマッサージとは違って、筋肉が実際に収縮と緩みをくり返すことで、トレーニングと同じような状態を作り出します。
プロのアスリートがリハビリで使うのもその証拠です。
つまり、寝たままでも「しっかり鍛えられている」状態を再現できるのが、楽トレの最大の特徴です。
誤解②:続けても効果が出ない
「通ってるけど変わらない」「効果が実感できない」という声を聞くこともあります。
ですが、このような場合は継続期間が足りないか、日常生活の習慣が変わっていないことが多いです。インナーマッスルは、表面の筋肉に比べて変化を実感しにくい部位でもあります。
筋肉痛が出にくかったり、見た目に大きな変化が出るまでに時間がかかるからです。
楽トレは1回や2回で劇的に変わるものではありません。週に1~2回、1〜2ヶ月以上の継続をおすすめしています。
当院以外の整骨院でも「最初の2ヶ月はがんばって通ってみましょう」と伝えるケースが多いです。
また、睡眠不足や食生活の乱れ、運動不足があると効果を感じにくくなるので、生活習慣の見直しも大切です。
誤解③:誰にでも同じ効果が出るわけではない
これは半分は事実ですが、だからといって「意味がない」とは言い切れません。人の体はそれぞれ違うため、筋肉の状態や生活習慣、年齢によって効果の出方にも差があります。
例えば、すでに筋肉量がある人と長年ほとんど運動していない人では、スタート地点がちがうのは当然です。また、猫背や反り腰など、姿勢の崩れが大きい人ほど、変化に時間がかかることもあります。
重要なのは自分の体の状態を把握して、専門家と相談しながら進めることです。
しっかりとカウンセリングを受けて、最適なペースや回数を知ってから始めると効果が出やすくなります。
整骨院スタッフが見た!楽トレのリアルな効果とは
姿勢改善と肩こりや腰痛の緩和
整骨院で楽トレを受けていると、まず多くの方に現れるのが「姿勢の変化」です。
背筋が自然に伸びて、猫背や反り腰が少しずつ改善していきます。
これは体の深い部分にあるインナーマッスルが鍛えられるので、骨盤や背骨を正しい位置に保ちやすくなるからです。
姿勢が良くなると、肩や首、腰にかかっていた負担が軽くなり、肩こりや腰痛が和らぐ方も多いです。
実際に「最近、仕事中の肩こりが減った」「朝起きたときの腰の痛みが軽くなった」といった声をよく耳にします。※効果は個人差があります。
楽トレは単に筋肉をつけるだけでなく、体のバランスを整える役割もあるのです。
代謝アップと引き締め効果
楽トレによって筋肉を動かすと、血行が良くなり代謝も上がります。
特にインナーマッスルを鍛えると基礎代謝が高まり、脂肪が燃えやすい状態になります。
それによって、体が軽く感じられたり、冷えやむくみが改善されたりすることがあります。
「脚がすっきりしてきた」「お腹まわりが引き締まった」といった見た目の変化を感じる方も少なくありません。※効果は個人差があります。
さらに、腹部をおおう「腹横筋(ふくおうきん)」という筋肉は、いわば“体のコルセット”のような役割を持っています。
この部分が鍛えられると、お腹が安定しやすくなり、ぽっこりお腹が目立たなくなるといううれしい効果も期待できます。
リハビリや高齢者の体力維持にも効果的
楽トレは、自分で体を動かすのが難しい方にとっても心強い味方です。
整骨院ではケガの後のリハビリや、高齢の方の筋力維持のサポートにもよく使われています。
たとえば、膝の痛みで歩くのがつらい方が、楽トレで太ももの内側の筋肉を鍛えることで、少しずつ歩くのが楽になったというケースもあります。
高齢の方の場合、筋力が落ちると転倒のリスクが高まるので、定期的に楽トレを取り入れることで、そうした予防にもつながります。
もちろん効果には個人差がありますが、体に負担をかけずに安全に使えるという点でも楽トレは信頼されています。
楽トレを効果的に使うための3つのポイント
1.施術頻度と継続期間の目安
楽トレの効果を実感するためには「どれくらいの頻度と期間」で使うかがとても大切です。よくある質問で「何回やれば効果が出ますか?」と聞かれるのですが、これは体の状態や目的によって変わってきます。
一般的には、最初の1~2ヶ月は週に2回のペースで通うのが理想です。
この時期は筋肉の土台を作る段階で、集中的に刺激を入れることで筋力のベースが育ちます。その後、体の変化が出てきたら週1回に減らし、さらに調子が良ければ月1回のメンテナンスに移行するのがスムーズです。
「少し空いてしまったけどまたやっていい?」という質問もありますが、間隔が空きすぎると効果がリセットされてしまうこともあるので、できるだけ間を空けないことが大切です。
2.日常生活で意識したい習慣
楽トレで筋肉を鍛えていても、日常生活の中で姿勢が悪かったりすると、その効果が薄れてしまいます。
とくにインナーマッスルは「姿勢を支える筋肉」なので、日常の過ごし方がそのまま結果に影響します。
たとえば、座るときに背中を丸めず、骨盤を立てて座るように意識したり、歩くときに頭が前に出すぎないよう気をつけたりするだけでも、効果が変わってきます。
また、家の中でできるストレッチや軽い体操なども組み合わせると、楽トレで得た筋力を日常生活動作にうまく活かせるようになります。
3.食事や睡眠との組み合わせがカギ
筋肉はトレーニングだけでなく、栄養と回復が揃ってはじめて育ちます。
いくら楽トレをしっかり受けても、たんぱく質が足りなければ筋肉は作られにくくなります。
筋肉の材料になるたんぱく質は、肉や魚、豆類、卵などに多く含まれています。
体重1キロあたり1.2〜2gのたんぱく質が目安と言われているので、意識して取り入れるようにしましょう。もちろんバランスよく野菜や炭水化物も必要です。
さらに、筋肉は寝ている間に修復されるので、睡眠もとても重要です。
夜ふかしや睡眠不足が続くと、せっかくのトレーニング効果が下がってしまいます。深くしっかり眠るために、寝る前はスマホを見ない、部屋を暗くするなど、睡眠の質を上げる工夫も大切です。
整骨院スタッフが教える楽トレをおすすめしたい人とは?
運動が苦手・体力に自信がない人
運動不足を感じてはいるけど、ジムに通うのはハードルが高い。そんな方には、楽トレがとてもおすすめです。
なぜなら、ベッドに寝たままで筋肉を鍛えられるからです。
「体を動かすのが苦手」「仕事や家事で時間が取れない」「体力に自信がない」そんな方でも、楽トレなら安心して始められます。
自分で動かさなくても、電気の刺激が筋肉をしっかり動かしてくれるので、無理なく続けられるのが魅力です。
特に体の奥の筋肉(インナーマッスル)は自分で鍛えにくいので、こうした機器を活用することで、体を根本から変えていくことができます。
姿勢や体型に悩んでいる人
猫背が気になる、ぽっこりお腹をどうにかしたい。そんな体型の悩みを持っている人にも楽トレはぴったりです。
インナーマッスルを鍛えることで、体のバランスが安定し、自然と背すじが伸びて姿勢が整っていきます。
また、腹部を支える筋肉がしっかりしてくると、お腹まわりも引き締まりやすくなります。姿勢が良くなると見た目の印象も変わり、「痩せた?」「若く見えるね」と言われることもあるかもしれません。
「ただ痩せたい」ではなく、「健康的に整った体を作りたい」と思っている方に、楽トレは大きな力になってくれます。
慢性的な腰痛や肩こりを改善したい人
マッサージや湿布ではその場しのぎにしかならない。そう感じている方にこそ、楽トレを試してほしいです。
なぜなら、慢性的な痛みの原因には「筋力不足」や「姿勢の崩れ」が深く関わっているからです。
楽トレで体を支えるインナーマッスルを鍛えることで、体のバランスが整いますので、腰や肩にかかるストレスが減り、痛みが出にくい体づくりに繋がっていきます。
特に「長年腰痛で悩んでいる」「デスクワークで肩が重い」という方には、定期的な楽トレの活用が根本改善のカギになるかもしれません。
楽トレは誤解されがちだが、正しく使えば効果あり
楽トレの効果を最大限に実感するには使い方が大切!
「楽トレは意味ない」という声は決してゼロではありません。でもその多くは、使い方やトレーニング頻度を誤っているケースがほとんどです。
楽トレは、寝たまま筋肉を刺激できる便利な機器ですが、魔法のように1回で劇的な変化が出るわけではありません。
継続して使い日常生活の習慣と合わせていくことで、その効果がしっかりと現れてきます。
特に姿勢や体のバランスに悩んでいる方、運動が苦手な方、慢性的な痛みや不調を抱えている方には、非常に大きなサポートになるはずです。
まずは体験してみることが大切
いろいろな情報がネットやSNSにあふれる今、「効果があるかどうか」は実際に体験してみないと分からない部分もあります。
だからこそ少しでも気になる方は、まずは体験してみることをおすすめします。
整骨院の中には、初回体験ができるところや、丁寧にカウンセリングしてくれるところもあります。いきなり回数券を買うのではなく、自分の体に合うかどうかを試してから判断するのが安心です。
「これなら続けられそう」「思っていたより効果を感じる」そんな前向きな気持ちになれたら、それがきっと第一歩になります。
楽トレは、正しく使えばしっかり応えてくれるトレーニングです。あなたの体が少しずつ変わっていくことを、きっと感じられるはずです。
オレンジグループが提供する楽トレメニューの特徴
その効果の高さから、日本全国の治療院で次々に導入され始めています。2018年の時点で1,000院以上で使われているため、今後も導入する整骨院などが増えていくことでしょう。
その中でもオレンジグループは、楽トレの効果に早い時期から目を付け、グループ院全院に導入と活用をしてきました。
そのため、楽トレの正しい使い方や効果的な活用方法については導入したての他の院に比べると格段に熟知していると自負しています。
「本当に効果あるの?」「受けても意味ないんじゃないの?」と思われている方は当院の楽トレを受けてみてください。