膝の裏が痛いのはなぜ?考えられる原因と急いで受診すべきサイン|千葉市の整骨院が解説

明るい屋外で黒いレギンスの片膝を両手でつかむ脚

歩いたあとや階段の上り下りで、膝の裏が突っ張るように痛む。
正座をしようとすると、膝の裏が詰まって曲げきれない。
千葉市の当院にも、膝の裏の痛みでご相談に来られる方がいらっしゃいます。

膝の裏の痛みの多くは、筋肉や腱、膝の関節の変化と関係しています。
ただ、なかには急いで受診が必要な病気が隠れていることもあります。
この記事では、膝の裏にあるもの、痛みにつながりやすいもの、受診すべきサインを順にお伝えします。

膝の裏には何があるか

膝の裏は、太ももの裏とふくらはぎの筋肉が集まる場所です。
太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)の腱が、膝の内側と外側に分かれて付いています。
その間から、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)が始まり、ひし形のくぼみをつくっています。
くぼみの奥には、脚に血液を送る太い血管や、足へ向かう神経も通っています。

膝の裏の痛みは、次のような出方をすることが多くあります。

  • 膝を伸ばしたときに、膝の裏が突っ張るように痛む
  • 深く曲げたときに、膝の裏が詰まるように痛む
  • 階段の上り下りや、運動のあとに痛む
  • 膝の裏にふくらみがあり、張った感じがする

膝の裏が痛むときに関係していることが多いもの

太もも裏やふくらはぎの筋肉・腱

脚を伸ばした人の膝を両手で支える施術者の手元
膝のまわりの動きを、痛みの出方を見ながら確かめます

ランニングや坂道、階段の上り下りが多いと、太もも裏やふくらはぎの筋肉が疲れます。
筋肉が硬くなると、膝を伸ばしたときに付け根の腱が引っぱられ、膝の裏が痛みます。
急なダッシュやジャンプのあとに、ふくらはぎや太もも裏に鋭い痛みが出ることもあります。
この場合は肉離れのことがあり、けがとして早めの対応が必要です。

膝の関節の変化

年齢とともに、膝の軟骨がすり減っていくことがあります。
膝全体の痛みとして出ることが多いものの、膝の裏の張りや痛みとして感じる方もいます。
立ち上がりや歩き始めに痛む、膝に水がたまるといった症状をともなうこともあります。

膝の関節の中には、半月板というクッションがあります。
半月板の後ろ側が傷つくと、深く曲げたときに膝の裏が痛むことがあります。
膝が引っかかる感じがあるときは、半月板の損傷が隠れていることがあります。

膝の裏のふくらみ(ベーカー嚢腫)

膝の裏に、やわらかいふくらみができることがあります。
関節の中の液が、膝の裏にある袋にたまったもので、ベーカー嚢腫と呼ばれています。
膝の関節の変化や炎症と関係していることが多く、中高年の方によく見られます。

大きくなると、膝の裏が張る、曲げにくいといった症状が出ます。
袋が破れると、ふくらはぎが腫れて痛み、血の塊ができる病気と見分けがつきにくくなります。
ふくらみに気づいたら、自分でもんだりせず、整形外科で確かめてもらってください。

運動・階段・正座で強まるとき

正座や深くしゃがむ姿勢では、膝の裏が強く押しつぶされます。
階段の下りでは、膝を曲げながら体重を受け止めるため、太ももやふくらはぎに負担がかかります。
運動量を急に増やしたときや、長く座って膝を曲げたままでいたあとも痛みが出やすくなります。

自分でできること

痛みが強い間や、腫れや熱っぽさがあるときは、無理に動かさず休んでください。
落ち着いてきたら、次のことを試してみてください。

太ももの裏を伸ばす

椅子に浅く腰かけ、片脚を前に伸ばしてかかとを床につけます。
背筋を伸ばしたまま、上体を股関節から前に倒します。
太ももの裏が伸びる位置で20秒ほど止めます。
膝の裏に鋭い痛みが出るときは、膝を少し曲げた状態で行ってください。

ふくらはぎを伸ばす

壁に両手をつき、片脚を後ろに引いて、かかとを床につけたまま前の膝を曲げます。
後ろの脚のふくらはぎが伸びる位置で、20秒ほど止めます。
反対側も同じように行ってください。

フォームローラーを使うときは

マットの上でフォームローラーに太ももの裏を乗せる男性
太ももの裏やふくらはぎに使い、膝の裏のくぼみには当てません

太ももの裏やふくらはぎに使い、膝の裏のくぼみには直接当てないでください。
くぼみの奥には血管や神経が通っています。
ふくらはぎに腫れや熱っぽさがあるときは、使わずに受診を優先してください。

正座と深いしゃがみを控える

痛みがある間は、正座や深くしゃがむ姿勢を控えます。
床の物を拾うときは、片膝をつくなど、膝を深く曲げすぎない方法に変えてください。
階段は手すりを使い、下りは一段ずつゆっくり降ります。

温める・冷やす

腫れや熱っぽさがないときは、入浴で温めると筋肉がゆるみやすくなります。
運動のあとに熱を持っているときは、保冷剤をタオルで包んで15分ほど冷やします。

急いで受診すべきサイン

膝の裏の痛みの中には、急いで受診が必要なものがあります。
とくに注意したいのが、脚の静脈に血の塊ができる病気(深部静脈血栓症)です。
血の塊が血流に乗って肺に詰まると、命にかかわることがあります。

今すぐ受診してほしいサイン

  • 片方のふくらはぎだけが腫れている。熱っぽい、赤い、痛む
  • 脚の腫れに加えて、息苦しさや胸の痛みがある(この場合は119番)
  • 足が冷たい、色が悪い、しびれている

ふくらはぎをもんだりマッサージしたりせず、その日のうちに医療機関を受診してください。
長時間の移動や手術のあと、寝込んでいたあとは、この病気が起こりやすい時期です。
妊娠中や産後の方、ホルモンの薬を飲んでいる方も注意が必要です。
夜間や休日で迷うときは、救急外来に電話で相談してください。

早めに整形外科を受診してほしいサイン

  • けがのあとから痛む。膝が急に腫れてきた
  • 膝が引っかかって伸びない、または曲がらない
  • 膝が赤く熱を持っている。発熱がある
  • 膝の裏のふくらみが急に大きくなった、硬い
  • 安静にしていても痛む。夜間、痛みで目が覚める
  • 体重をかけられない。歩けない

けがのあとの急な腫れは、関節の中の出血や、靭帯・半月板の損傷のことがあります。
膝が引っかかって動かないときは、半月板の損傷が隠れていることがあります。
膝が赤く熱を持ち、発熱もあるときは、関節の中の感染や炎症の病気のことがあります。
当院でも、こうした症状をうかがった場合は施術を行わず、医療機関の受診をおすすめしています。

整骨院では何をするか、保険は使えるか

当院では、痛む場所だけでなく、太もも裏やふくらはぎの筋肉、膝・股関節・足首の動きを確認します。
立ち方や歩き方の癖が、膝の裏の負担につながっていることがあるためです。

手技で硬くなった筋肉をゆるめ、膝まわりの動きを整えることを目的に施術を行います。
そのうえで、ご自宅で続けられるストレッチや、階段の上り下りのコツをお伝えします。
施術の考え方は当院の施術とはでご紹介しています。
初めての方は来院からお帰りまでの流れもご覧ください。

保険については、いつ何をして痛めたかがはっきりしている急性のけがが健康保険の対象です。
スポーツ中にひねった、階段で踏み外したといった場合がこれにあたります。
原因のはっきりしない慢性の痛みや、疲労回復・姿勢改善を目的としたものは自費になります。
料金は施術料金のページに掲載しています。

通う目安について

急に痛めた場合は、はじめの1週間ほど間隔を詰めて通い、落ち着いたら間隔を空けていきます。
長く続いている痛みは、週に1回程度を数週間続けながら変化を見ていくことが多いです。
回数には個人差があるので、初回にお体の状態を確認したうえで目安をお伝えします。

施術を受けても変化がないときや、腫れが出てきたときは、医療機関で確かめてください。

よくあるご質問

膝の裏にふくらみがあります。整骨院で見てもらえますか

ふくらみの正体は、医療機関の超音波などの検査で確かめる必要があります。
まず整形外科を受診してください。
そのうえで、膝まわりの筋肉や動きの面からお手伝いできることがあれば、ご相談ください。

運動は休んだほうがよいですか

痛みが強い間は、運動量を減らすか、いったん休むことをおすすめします。
痛みが引いてきたら、ストレッチをしながら少しずつ元の量に戻していきます。

膝の裏の痛みが続くときは

膝の裏の痛みは、太もも裏やふくらはぎの筋肉、膝の関節の変化と関係していることが多くあります。
一方で、片方のふくらはぎの腫れをともなうときは、急いで受診が必要です。

千葉みなとオレンジ整骨院は、千葉市美浜区幸町のフードスクエアカスミ1階にあります。
膝の裏の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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